種類も機能も豊富なガスコンロはどうやって選べばいいのか悩みますよね。ガスコンロを選ぶときに確認するポイントや選び方を詳しく紹介していきます。
ガスコンロを選ぶ、7つのポイント
設置サイズや天板、魚焼きグリルにはそれぞれどのような特徴があるのか7つのポイントにわけて詳しく説明していきます。
設置サイズの確認
ガスコンロにはキッチンのコンロ台に設置する「据え置きタイプ」とシステムキッチンに組み込む「ビルトインタイプ」があります。基本的にコンロ台があるところは据え置きタイプ、システムキッチンの人はビルトインタイプになります。
据え置きタイプは「標準60㎝」と「コンパクトな56㎝」があります。「標準60cm」には59.0㎝~59.5㎝前後の製品も含みメーカーによっても違います。
ビルトインタイプは60cmと75㎝幅の2タイプがあります。幅の違いで変わってくるのは左右のバーナーの間の距離です。大きな鍋やフライパンを左右で同時に余裕をもって使いたい人は幅広のほうがおすすめです。
ガスの種類を確認
ガスの種類には都市ガス(12A・13A)とプロパンガス(LPG)があります。ガスコンロはガスの種類によって製品が違います。お使いになるガスの種類と一致した製品を選んでください。
都市ガス:ガス管が引かれているところは都市ガス
プロパンガス:写真のようなガスコンロを事業者が配送してくれるのがプロパンガス
天板(トッププレート)を選ぶ
ガスコンロの天板部分をトッププレートといいます。天板の材質や見た目で価格が変わってきます。汚れがつきにくい素材でできていますがより掃除がしやすいのはガラストップです。価格もガラストップが一番高くホーローが安価です。それぞれ材質によってメリットとデメリットがあります。
材質 | ガラストップ | ガラスコート | ホーロー |
特徴 |
・最近のガスコンロはガラストップが主流になっています。 ・強化ガラスでフラットな天板です。 |
・ガラスコートは硬質ホーローの上にガラスコーティングを施した天板です。 ・ガラスのように透明ではありませんがフラットでお手入れも簡単です。 |
・鍋などでおなじみのホーローですが、金属素材にガラス質のコーティングが施されたものです。 |
メリット |
・高級感がありクリアで美しい天板です。 ・強化ガラスなので傷がつきにくく、耐熱性にも優れています。 ・煮こぼれや油はねなどが付きにくく、調理後にさっと拭くだけで汚れを落とせます。 |
・ガラスのような光沢とホーローの強さがあり割れる心配がありません。 ・カラーバリエーションも豊富で好みのものを選べます。お手入れも簡単で調理後すぐに拭くと汚れがきれいに落ちます。 ・時間がたってからでも軽くこするだけで簡単に汚れを落とすことができます。ガラストップより安価です。 |
・丈夫で衝撃に強く、割れる心配がありません。 ・ホーローの天板のモデルは安価なものが多いので、デザイン性重視でなければホーローの天板はおすすめです。 ・お手入れも簡単で少し強めにゴシゴシしても傷がつきにくいです。 |
デメリット |
・お手入れがしやすく機能性もトップクラスのため、他の商品に比べると高価格です。 ・強化ガラスなのでめったに割れることはありませんが、一点集中の衝撃に弱く重いものを落下させたり、掃除の時に体重を乗せてしまったりするとまれにヒビ割れることがあります。 |
・割れにくく衝撃に強いですが傷が付きやすいです。 ・傷からコーティングがはげ錆びることがあります。 ・傷つきやすいのでひどい焦げ付きを落とすのにタワシなどを使うと劣化が早くなります。 |
・焦げ付きを落とすのが少し大変です。 ・ホーローの天板はサビに弱いので、調理後すぐにお手入れをしておくほうが安心です。 |
どの天板にも言えますが、調理後すぐにお手入れをしたほうが長持ちします。
大バーナーを選ぶ
魚焼きグリルを選ぶ
魚焼きグリルには両面焼きと片面焼きがあります。両面焼きは上からも下からも火が出ますが、片面焼きは上からしか火が出ません。
グリル | 片面焼き | 両面焼き |
メリット |
・両面焼きよりくっつきにくい ・両面焼きより安価 |
・ひっくり返す手間がいらない ・パンを焼いたりグラタンを焼きたりと他の調理もできる |
デメリット |
・両面を焼くためにはひっくり返す必要がある ・ひっくり返さないといけないので焼く時間がかかる |
・片面焼きよりくっつきやすい ・片面焼きより高価 |
「水あり・水なし」も確認
魚を焼くときにグリルに水を入れる製品と水を入れない製品があります。水を入れる製品のほうが手間は増えますが安いです。最近主流になってきている水を入れない製品は水蒸気が発生しないため庫内が汚れにくく掃除がラクにできます。
五徳(ごとく)の下に汁受け皿があるかないかを確認
タイプ | ||
メリット |
・受け皿がないので吹きこぼれたときに掃除がしやすいです ・内部に吹きこぼれた汁が入りにくい構造になっています |
・大量に吹きこぼれても汁受け皿があるので安心です |
デメリット | 汁受け皿があるタイプより値段が高いです | 掃除の際にパーツが多いので少し面倒です |
ガスコンロの主なメーカー
ガスコンロの主なメーカーにはリンナイ・ノーリツ・パロマ・ハーマンの4社があります。
リンナイ | ノーリツ |
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リンナイのガスコンロは機能性とデザイン性が充実したラインナップになっています。ガラストップはリンナイ独自の構造でバーナー周りの熱を分散させて、天板の表面温度が上昇するのを防いでくれます。ココットやココットダッチオーブンが人気で多彩な料理を楽しめます。 | ノーリツのガスコンロは焼き網をなくし、センサー付きの下火バーナーを搭載しています。ガラストップの天板は耐熱結晶化ガラスでフラットになっているのでお手入れも簡単です。 |
パロマ | ハーマン |
パロマ独自の「ハイパーガラスコート」の天板はガラスの2層コートとなっており、お手入れが簡単なうえに耐久性にも優れています。調理機能も豊富でお料理の幅も広がります。 | ハーマンのガスコンロは家庭用のガスコンロとしては最大の「超高火力」を出すことができます。操作性・機能性ともに豊富な商品を展開しています。 |
まとめ
ここではガスコンロの特徴と選び方について紹介しました。まずはあなたのキッチンのサイズを測り、どんな機能が欲しいのかを考えてください。毎日のお手入れが簡単なものや調理機能が充実したものなど色々な機能があります。毎日使うガスコンロをあなたのライフスタイルに合わせて選んでください。